中江有里 :: Diary From Yuri

2007年10月 Archives

2007年10月31日

ハルちゃんのこと。

ハルちゃんというのは、わたしの母方の祖母のこと。
別にこの呼び名で祖母を呼んでいたわけではない。
祖母は「おばあちゃん」と呼ばれることを嫌ったため、孫たちはそれぞれの母親から教えられたとおりに祖母を呼んだ。その呼び名の意味を説明すると、ものすごく長くなりそうなので省略するが、わたしと妹は、祖母が亡くなってからは祖母の名前にちなんで「ハルちゃん」と呼びかけている。

昨日ひさしぶりにハルちゃんの夢を見た。
夢の話は書くのはやめようと思っているが、なんとなくここに綴りたくなったので、ちょっとだけ書きます。

わたしと親戚の子供達と祖母の家で休暇を過ごしている、ただそれだけの夢。わたしは今現在のわたしで、祖母はわたしが幼かった頃の祖母、親戚の子供達もまだみな幼い。わたしだけが大人で、あとは昔のままなのである。
わたしは小柄な方だけど、みんながあまりに小さいので、1人だけ大きいのが変な感じ。

実際には祖母の家に寝泊りしたことはない。幼い頃、風邪をひくといつも預けられる場所、それが祖母の家だった。
母が仕事先から迎えに来るまで、祖母とふたりきりで過ごす。自分の家と違って、しーんと静かな空間。。。祖母の家にはわたしの興味を引くものがなかった。祖母は厳しい性格で、ちょっとでも祖母の気に入らないことをすると、すぐ叱られた。
でも、発熱した孫を突然預けられる祖母も気の毒だったな、と今思う。

夢の話に戻る。
夢ではわたしは幾日か祖母の家で過ごし、あさって東京に戻る予定になっているようだった。
でもわたしは今すぐにでも帰ろうか、と考えている。別に何が嫌と言うわけでもないけど、心がその場所になくて、先の仕事のことを考えると、もうここではすることがない、と思っているだけだ。
みんなが楽しげにしているのに、自分だけさっさとここから出て行こうとしている事が申し訳ない、とも思う。でも思うことはとめられない。。。

その時ふと祖母と目が合った。夢の中での祖母は一言も発しなかった。
これまで見たこともないような寂しい目でわたしを見て、ちょっと笑った。

そんな夢でした。

2007年10月30日

旅先は。。。

マルタ島へ行ったことで、わたしの旅行魂に火がついたのか、来年の旅先を考えてしまう日々。

マルタへの空路が長かったので(丸一日)、次はもっと早く着くように。。。とは、思わず、「あれくらい長くても大丈夫だ」と自信がついてしまった。。。どんなに遠くても、乗換えが何度もあっても、耐えられそうだと実感しました。多分同行する妹には拒否されるだろうけど。


想像でも「どこかへ行こう」と計画するのは楽しい。たとえ嫌なことがあっても、旅するために我慢しよう、と思える。


毎日機嫌よく生きていけるのが理想だけど、そうもいかない。それでも折り合いをつけて、何とかやっていかなければならないしね。

今日は外で珈琲を飲まなかった。珈琲の飲みすぎを気にして、朝飲んだら夕食後まではなるべく飲まないようにしている。。。。。今日最後の珈琲はキリマンジャロ。はぁー、ちょっと苦くて体に染みる。

2007年10月27日

すごい雨。

東京は台風が近づいているそうで、雨がすごいです。
今日は読書と執筆という引きこもり生活をしているので、外に出る予定はありません。

しかし朝から、仕事用の本に、ネット書店で頼んだ本など宅配便が何件もありました。テーブルの上が本の山になってる。。。
まぁ業者の方々は大変ですよね。。。雨の中届けても誰もいなければ、不在票入れて、指定の時間に再配達するのですから。

そのおかげで、わたしは雨の中、どこにも行かず本を読む事が出来るのですけどね。。。ありがたいことです。

世の中で休んでいる人もいれば、どこかで働いている人がいる。そんな当たり前のことを、けっこう忘れれがちなので、こういう雨の日にこそ、どこかで職務をこなしている人に、ご苦労様、と心の中で思います。。。

2007年10月24日

続マルタ島で。

「とくダネ!」の打ち合わせの際に、「お休み、どうでしたか?」と聞かれた。
な、なんで知っているのだ、わたしが休んでいたことを。

「ホームページ観ました」


あ、そうか。。。マルタ島に行っていたことはここに書いたので、読んだ人はみな知っている。。。
しかし、面と向かって聞かれると、「ごめんなさい。許してっ」と思ってしまう。。。

みんなが仕事をしている時に、自分だけ休んでいた、という罪の意識があるから。
「いやぁ、楽しかったですよぉ!」とはいいにくいのだ。。。

でもせっかくなので、マルタ島の話をしておこうっと。

マルタ島は小さい。鉄道は通っていない。バスが主な移動手段。トトロの猫バスに似ている。このバスは移動でかなり重宝した。ただひとつ難点は、停留所に到着しても何も知らせてくれないので、「勘」で自分の目的の停留所を見つけなければならないことだ。。。日本のバスが親切すぎるのかなぁ。

マルタでわたしが気に入ったのは、イムディナという古都。

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現在の首都バレッタの前の首都。白に近いはちみつ色のマルタストーンが全体に使われている。どこを撮っても絵になるが、意外と車の往来が激しく、馬車も通る。

イムディナは別名サイレントシティと呼ばれているらしい。観光客がたくさんいたり、高台のカフェ(景色が抜群)に入れば騒がしいが、人影のない路地に入ると、とても静かで、本当に人が住んでいるの?と思うほど。
有名な観光地で静かなところというのは初めてかもしれない。あ、お土産やさんがあった。

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ゲート近くのイムディナガラス屋さんの商品。

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ガラスは重いので、お土産には向かないのだけど、思い出にひとつ、一輪挿しを買った。この青色も気に入ったのだけど、真ん中のやつの色違いにした。

そういえば昔沖縄に滞在した時も、琉球ガラスに魅せられて、あれこれ買ったな。。。そんな事を思い出す。

以上、マルタの思い出でした。

2007年10月23日

すみません。。。

『明日って。。。もっと早く知らせてよ』

と、本日の「とくダネ!」出演の件について、メールをいただきました。
ごめんなさいね。Kさん(小学校の同級生です)

前回は放送中動悸が止まらず、どうしたものか。。。と惑いましたが、今回は落ち着いていられました。
本番前に小倉さんから「もっと話してね」と声をかけていただいたのが、励みになりました。

ちなみに今後も出演する予定です。基本的に出演するのは火曜日。毎週ではありません。『もっと早く知らせてよ!』と叱られないよう、早めに知らせるよう努力します。お時間のある方、みてくださいね。

今日は番組中、赤福の件をボードで笠井アナウンサーが説明しているとき、「わかりやすい説明だなぁ」と素に戻って感心していました。。。

お台場をあとにして、千葉県の浦安に行ってきました。別にディズニーランドに行った訳ではありません。
実は今年から、子供の読書サポーターズ会議というものに参加しています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/index.htm

詳しくはこちらを見てください。

これまでに3回開かれた会議ですが、2回目の会議を欠席してしまったので、わたしにとっては2度目の会議です。
会議の様子を写真で紹介していますが、見た目はとてもアットホームな感じですが、中では熱い意見が取り交わされています。わたしはいつも圧倒されています。。。

今日は慣れない事にどっぷりとつかった一日でした。でも充実した時間でした。
ではお休みなさい。。。

2007年10月22日

明日。

再び「とくダネ!」に出演します。
お時間よろしければ、ご覧下さい。。。

では、明日に備えて早めに寝ます。

2007年10月20日

ペット。

お休みを経て、ブックレビュー、その他の仕事も再開しました。

先日、テレビ朝日系列で放送の『テレメンタリー』のナレーションの収録がありました。
わたしはドキュメンタリーはわりとよく観ます。今回の番組は捨て犬や捨て猫たちにまつわるお話。
捨て犬、捨て猫の処分。。。安楽死。。。言葉をどう変えても、目を背けてしまいたくなります。
人間にペットとして飼われていた証しの首輪をつけた犬たちは三日間、飼い主がやってくるのを待ち、来なければ四日目に『処分』されます。
その辛い作業を仕事として担う人がいます。その人は子供の頃から犬が大好きな人です。

番組の中で紹介される小学5年生の子が描いたメッセージが紹介されます。捨てられた犬や猫達へのメッセージ、この朗読のために製作スタッフの方々は、わたしを呼んでくださったと聞きました。
そのメッセージを朗読しながら、わたしは小学5年の自分に戻ったような気がしました。
放送時間は系列局によって違うので、http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/で確認くださると幸いです。東京では10月29日月曜日の深夜26時40分?27時10分だそうです。

ちなみにわたしはペットを飼ったことはありません。(縁日でひよこを数匹もらって2日ほど飼ったことはあるけど。。。)子供の頃、犬を飼いたかったけど、家の事情であきらめました。
今は周囲にペットを飼っている人がいて、そのペット達に会えばかわいいな、と思う。。。
でも自分では飼えない、この先も飼わないでしょう。
一番の理由は、家を空けることが多いので、ペットを独りにしてしまうから。ペットだって独りじゃ寂しいだろうし、その思いを言葉に出来ない動物を置いていくのは、わたしには無理。

でも年をとってから、ペットを飼うのはいいかもな。
遠出せず、家でペットとゴロゴロしながら本を読みながら過ごす。。。いいなぁ。

2007年10月19日

マルタ島で。

海外に行くたびに、現地の珈琲をいただく。

昨年行ったバリ島で飲んだ珈琲は粉っぽかったけど、それはそれなりに美味しく感じた。

で、今年の旅先・マルタ島での珈琲。機内のちょっと薄めの珈琲から解放された初めての朝の珈琲だ。
楽しみにしていた。

。。。マルタの珈琲はしょっぱい。島国だから、水は海水から作られている。そのせいでお風呂や洗面所の水もちょっとしょっぱい。その水を使って入れた珈琲だから、しょっぱいのは当然だ。
体に害はない。しかし甘い珈琲ならまだしも、しょっぱい珈琲は初めての経験だった。

次の日の朝、珈琲をやめて、紅茶にした。

当然ながら、紅茶もしょっぱかった。しかたなくハチミツとミルクを入れて調味した。意外といけるぞ。

2007年10月17日

充電完了。

お休み中、地中海にあるマルタ島に行ってきました。
心身ともに充電完了。ただいま、です^^

今日は現実に戻るため、あれこれと準備したり、部屋を片付けたりしていました。

旅行中は何にもしなかったので、帰ってきてやることなすことが、妙に新鮮に感じられて嬉しいものです。
掃除、料理、買い物などなど。。。ようするに家事ですね。仕事の本を整理したりもしていましたが。
これが毎日、となると、まぁうんざり、というか、飽き飽きするということもあります。
普通の生活と言うのは、そういうものですね。
そこにあることのありがたみを忘れてしまう。でもないと、困ったり大変だったりするのに。

ちなみに旅行中、なくて困ったもの。。。今回はありませんでした。
毎回旅行に行くたびに、「あれ、もってくればよかった」と後悔するので、この度は愛用の抱き枕のバクまで持っていってしまった。たんにスーツケースの透き間を埋めるため、ともいえるけど。(荷物が片寄らないように、普段はタオルなどをつめます)
でもいつも我が家のソファにいる抱き枕のバクがマルタ島のホテルの部屋にいるというのは、変な光景ではありました。。。「君はついに海を越えたね!」。。。なんて。

マルタ島のお話は、またそのうちに。

2007年10月11日

遅くなりました。。。

火曜日は「とくダネ!」をご覧になった皆様から感想メールなどいただき、ありがとうございました。
帰宅してから録画しておいたものを見ましたが。。。恥ずかしい。。。色々反省点があります。

放送後、楽屋にて。


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えーところで、本日よりしばし夏休みです。もう秋休み、と言ってもいいけどね。
ちょっと日常を脱却するための旅に行ってきます。
パソコンは持っていきませんので、ダイヤリーはお休みします。
本は山ほど持っていくので、読書生活は変わらないかな。。。
帰国したら、色々報告しますね。

2007年10月08日

秋の香り。

今朝、玄関ドアを開いた途端、風に乗って金木犀の香りが届いた。

あれ、このあたりに金木犀あったっけ。。。と香りに誘われて見渡してみる。。。ない。
犬のように嗅覚鋭いわけではないが、目では探せないので鼻を頼って探してみたら、数メートルの道を挟んだ向かい側の家の塀から、金木犀のオレンジ色がいくつもみつかった。

へぇー結構近くにあったんだ、気がつかなかった。。。

金木犀は、突然咲き始める。そんな風に思う。咲くまではそこに金木犀があることすら忘れている。
ある日突然、強烈な甘い香りが漂う。そして花が散ったあとはオレンジの絨毯を敷いたようになる。絨毯は風に運ばれるのか、誰かが掃除してしまうのか、いつのまにか消えてしまい、次の秋が来るまで、金木犀はその気配を消してしまう。。。
これまで私の知る近所の金木犀スポットは、バス亭付近だった。バスを待つ間、この香りに包まれていると、その日一日優しい気持ちになれそうな気がする。

金木犀の香りを楽しんでいたら、雨がポツポツと降り始めた。
もう少し早く雨が降り出していたら、金木犀の香りは飛んでしまい、そこに咲いていることに気付かなかったかもしれない。

これまで何度も書いたけど、金木犀の香りを感じると、自動車の免許をとった日を思い出す。

19歳当時、教習所通いはとうに終わっていたのに、運転免許試験場に行く間がなかった。せっかく勉強した内容を日々忘れていくようで、焦っていた。
明日は仕事がお休み、と知り、ほぼ徹夜で復習して、鮫洲の試験場に向かった。試験は終了し、合格した。
出来立ての免許証を鞄の中から何度も取り出し(寝不足で疲れてて顔色の悪いひどい写真だ。。。撮り直したい!)と思いながら眺め、無事免許を手に入れたという充実感を胸にした帰り道、往路では気がつかなかった甘い香りが漂い、見上げると屋根のように金木犀のオレンジの花が咲いていた。

別に珍しいことでもないだろうが、自動車の運転免許を取ることは、わたしにとって特別なことだった。だから金木犀の美しさと香りは、免許を手に入れた喜びと結びついて、心に残っている。

ひとつおしらせ。明日フジテレビ系列8時からの生放送の「情報プレゼンター とくダネ!」にコメンテーターとして出演します。よかったら見てください。

2007年10月04日

謎のポーズ。。。

10年ほど前に出演していた番組の20周年記念パーティーに行ってきました。

人が大勢集まる場所は苦手なのですけど、懐かしい人や、この仕事を通じて知り合った友人などもいたので、自分でも意外なほど、楽しい時間を過ごせました。


思いがけず、舞台に上がってスピーチすることになり、緊張した図。ご覧下さい。

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なぜこの瞬間の写真なのか。謎です。わがマネージャーに聞いてください。。。

なぜ片手を挙げているのか。これはたまたま会場の入り口近くにいらした関口宏さんが手を振っていたので、わたしも手を振りました。。。なんだこのポーズ?

2007年10月02日

普通の生活。

天候のせいか、身体絶好調ではありません。ちょっと停滞気味。
ま、普通に生活できているのですから、こういう日があってもいいのでしょう。そのほうが元気でいるときの自分にありがたみを感じます。

ところで、普通の生活ってなんでしょうね。
たとえば、先月末提出したゲラチェックをしたり、読書したりする一日。わたしにとって普通の生活です。
家事労働も生活。ごくシンプルに、一日にやることを並べると、こんなものなのに、なんでわたしはいつも追われている気がするのかなぁ。たんに時間の使い方が下手なのかもしれない。。。

こうして書いているうちに「普通」と言うのはなんだ、と考えてしまいます。
ちなみに普通の反対語は特別。
特別な日常、わたしはいらないな。特別は、たまにあるからいいもんです。クリスマスは年に一回だからいいので、毎日クリスマスやったら疲れるしね。

自分の為に、自分がやらなければならないこと。
誰かの為に、自分がやらなければならないこと。
究極、この世の中で自分のやることは、このふたつ。

わたしが知らないところで、わたしの為に色々考えたり、思ってくれたり、実際行動してくれたりする人もいるのでしょう、自分が気付いていないだけで。(たとえば母とか)これって本当に有難いことです。

来週は、普通の生活からちょっと抜け出す予定ですが、どうなることやら。

ちょっとフライングですけど、次の日曜日から朝日新聞「ブックサーフィン」のマンスリー・ブックマークのコーナーで三ヶ月間、月一で書評を書きます。中高生向きの本の案内だそうですが、中高生以外の方にも楽しめる本を紹介したつもりです。よかったら読んでください。